賃貸物件に珍しい分譲マンションや一戸建てを見つけたら、定期借家契約と表記されていることがあります。
定期借家契約の物件を検討するときは、一般的な賃貸物件のイメージとは異なる特徴を知っておく必要があります。
今回は、賃貸物件をお探しの方に向けて、定期借家契約とはどんな契約なのかそのメリット・デメリットとともにご紹介します。
賃貸物件の定期借家契約とは?契約更新はできない?
賃貸物件の定期借家契約とは、契約期間が定められている契約形態のことを指します。
原則として契約の更新はできず、たとえば3年と決められている場合は3年で退去する必要があります。
契約更新は基本的にはできませんが、借主と貸主の双方の合意があれば再契約できるケースもあります。
つまり普通借家契約との大きな違いは、契約更新ができるかできないかという点になります。
定期借家契約は欧米では一般的な契約形態で、日本でもおよそ20年前から導入されています。
長期間住み続けることを前提として賃貸物件を探す方が多いので、定期借家契約は現在も全物件のうち3%と少数派になっています。
賃貸物件の定期借家契約のメリット・デメリットとは?
定期借家契約の賃貸物件のメリットは、相場より安い家賃で良い条件の物件に住めるところです。
期間限定の住まいなので、住宅設備の整った分譲マンションや一戸建てなどが賃貸物件として貸し出されていることがあります。
定期借家契約は海外転勤や住み替えなどで貸し出しているケースも多いので、設備が整って広い物件も多いです。
また、普通借家契約が通常2年契約なのに対して、1年未満の短期契約が可能なので転勤などで少しの期間家を借りたい方にもおすすめです。
一方で定期借家契約のデメリットは、原則として中途解約ができないところです。
転勤や療養などやむを得ない事情がある場合は中途解約が認められることもありますが、住み始めて気に入らない点があり引っ越したい場合などは基本的に解約できません。
また、原則として再契約ができないところもデメリットで、住み心地が良くても契約期間が過ぎると退去しなければなりません。
最近では契約期間を試用期間とした、再契約を前提とした定期借家契約も増えており、今後主流になるかもしれません。
まとめ
今回は、賃貸物件をお探しの方に向けて、定期借家契約とはどんな契約なのかそのメリット・デメリットとともにご紹介しました。
定期借家契約の物件は、期間限定の住まいにはなりますが、住宅設備や築年数などの条件が良く利用するメリットは多くあります。
これから賃貸物件への引っ越しを検討している方は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。
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