頭痛やめまい、倦怠感…場合によっては甚大な健康被害を引き起こす可能性のあるシックハウス症候群。
新築の物件に多いとされるシックハウス症候群ですが、そうした症状に悩まされる可能性は、持ち家でも賃貸物件でも変わりはありません。
そこで今回は、これから賃貸物件で一人暮らしをはじめる方にぜひ知ってほしい、シックハウス症候群の原因と対策をまとめてご紹介します。
賃貸物件での一人暮らし前に知っておきたい!シックハウス症候群の原因
シックハウス症候群とは、住宅内の空気汚染を原因として起こる頭痛やめまい、のどの違和感や倦怠感などの症状のこと。
具体的な原因としては、以下のようなものが挙げられます。
<シックハウス症候群の原因①建材から揮発する化学物質>
住宅を作るための建材となる塗料や接着剤、壁紙などに含まれるホルムアルデヒドをはじめトルエン、キシレンといった化学物質が揮発して室内に拡散。
そうした化学物質を呼吸などによって体内に取り込むと、シックハウス症候群の症状を誘発するといわれています。
<シックハウス症候群の原因②家具から揮発する化学物質>
建材と同じく、家具に含まれる接着剤や難燃剤、防虫剤といった化学物質もシックハウス症候群の原因となります。
建材による化学物質の発生は主に新築物件で問題視されていますが、築年数の経った賃貸物件を選んだとしても、家具を一式揃えたあとに発症することもあるので要注意です。
<シックハウス症候群の原因③ダニやカビ>
シックハウス症候群は、化学物質によってのみ起こるものとは限りません。
ダニやカビが繁殖・発生する空間では、化学物質と同様にシックハウス症候群の症状が出る場合も。
家具による化学物質と同様に、こちらも築年数に関係なく起こりうるので一人暮らしで賃貸物件を選ぶ際にも、しっかりチェックしましょう。
賃貸物件での一人暮らし前に知っておきたい!シックハウス症候群の対策
賃貸物件で一人暮らしを始める場合、事前に対策をすることが大切です。
たとえば、以下のような物件を選ぶように心がけるといいでしょう。
・シックハウス症候群に関して、国により厳しい規制が定められた2003年以降に建てられた物件を選ぶ
・建材や家具は、できるだけ珪藻土や漆喰、無垢材などの自然素材を使用しているものを選ぶ
・窓の位置や開けたときの騒音など、日常的に換気しやすいかどうか、換気扇の性能はどうかなどをチェックし、必要であれば化学物質はもちろんカビやダニなどの抑制にも効果的な空気清浄機を用意する
まとめ
最近では規制が厳しいこともあり、賃貸物件でも改善が進んでいますが、これから始まる一人暮らしを快適に続けていくためにも、ぜひ知っておきたいシックハウス症候群。
賃貸物件を選ぶ際、もしも心配なことがあれば、この記事で得た情報をもとに不動産屋さんに質問・相談をしてみるのもおすすめですよ。
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