学生生活を終えて新社会人になるときに、人生で初めて一人暮らしを始める方も多いでしょう。
親元を離れて暮らすのは自由な時間を確保できるなど楽しみな面がある一方で、生活費がかかるなど不安がつきまといます。
この記事では、新社会人向けの一人暮らし用物件における家賃の相場のほか家賃や生活費を抑える方法も解説いたしますので、一人暮らしを始める方はお役立てください。
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
東大阪市の賃貸物件一覧へ進む
新社会人が一人暮らしするときの家賃の目安
初めて一人暮らしするときは、物件に対する希望が多くなりがちです。
しかし、アパートなどの賃貸物件においては賃貸借契約にもとづいて賃借料を支払う必要があり、高額な部屋を選ぶと滞納などのトラブルになる可能性があります。
ここでは、新社会人が一人暮らしを始める賃貸物件において、目安になる家賃に関する考え方をご説明します。
給料の3分の1で設定するケース
無理なく支払える賃借料の物件にしておかないと、暮らし始めてからプライベートの時間を楽しめなくなるかもしれません。
一人暮らしを始めるときは、ゆとりを持って生活できるよう、収入に見合った賃貸物件を探すのが大切なポイントになります。
一般的に、一人暮らしに適している家賃の目安は給料の3分の1といわれています。
ただし、ここでいう給料とは税金などが控除されたうえでの手取り額を指しており、勘違いすると大変な状況になるでしょう。
初任給が20万円の方における手取り額は約8割の16万円程度と見込まれ、その3分の1は53,333円になります。
そうすると、家賃を支払ったうえで手元に残るのは10万円強になり、そこから食費や水道光熱費、通信費などを支払うと財布の中にほとんど残らないのが一般的です。
新しい服の購入や仲間との交際、将来に向けての貯蓄などに充てるお金を確保できなくなるのが目に見えます。
なお、初めて給料を支給されるときには、社会保険料などが控除されていない可能性があります。
また、住民税は翌年からの支払いになる方が一般的であり、最初の給料支給額を鵜吞みにしないようにしましょう。
給料の4分の1で設定するケース
アパートなどの賃借料としては、給料の3分の1ではなく、給料の4分の1程度に抑えるのがおすすめです。
手取りが16万円の方にとって、4分の1で計算すると4万円の物件になります。
初任給が25万円における手取り額を20万円と想定すると、好ましい家賃は5万円になります。
残金として15万円を確保できる暮らしであれば余裕があり、毎日の生活を楽しめるでしょう。
また、勤め先によっては恵まれた福利厚生によって住宅手当が支給されるケースが考えられます。
住宅手当については家賃の金額から差し引いて計算すると良いでしょう。
賃借料の半分を住宅手当として支給してもらえる勤め先で手取りが16万円の方は、家賃が8万円の部屋で暮らしても生活費などに12万円を充てられます。
新社会人の実態
東京に居住する新社会人の方を対象とした家賃に関するアンケートにおいて、3割近くの方が5万円以下の物件に居住していると示されています。
東京都内において、駅近など人気のエリアで探しても、5万円以下の物件はみつけられないでしょう。
したがって、駅から遠い郊外のエリアや築年数が古い物件などで居住する必要があります。
また、狭い室内での暮らしになるケースも少なくありません。
新生活を送るうえで、プライベートを充実させたい方もいれば通勤の負担を軽減したいなど、人によって優先順位が異なります。
帰宅してからは眠るだけで、広い室内を必要としていない方にとっては、狭い部屋でも構わないかもしれません。
広い部屋でゆったりと過ごしたい方が希望の物件に居住するには、利便性が多少悪くても我慢しなければならないでしょう。
それぞれのタイプによって選択する物件の条件が異なるとしても、家賃に関しては給料をもとに目安を超えないよう注意するのが重要なポイントです。
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
東大阪市の賃貸物件一覧へ進む
一人暮らしする新社会人が知っておきたい生活費の内訳
親元を離れると、これまでは負担しなくて済んでいた食費などの生活費がかかるようになります。
ここでは、一人暮らしで必要になる生活費の内訳などについてご説明しますので、参考にしてください。
最低限の費用
総務省がおこなった2019年家計調査の結果として、34歳以下の単身世帯における1か月あたりの主な消費支出内訳が公表されています。
新社会人の暮らしとは支出のバランスが異なるとしても、1つの指針になるでしょう。
資料によると、電気や水道などの水道光熱費に7,265円がかかっています。
この数値は全国平均であり、エアコンの使用頻度によっては、もう少し必要になるかもしれません。
食費は44,048円となっていますが、外食が多くなると平均値を超える可能性が高くなり、自炊で賄うと少しは軽減できるでしょう。
携帯電話やインターネットを利用するうえでの通信費は、統計において交通通信費の27,205円に含まれており明確には示されていません。
キャリアによっても違いがありますが、1万~1万5千円程度を見込んでおくと良いでしょう。
このほか、トイレットペーパー、洗剤、化粧品などの日用品や雑貨を購入する必要があります。
こちらも資料では明確にされていませんが、日用品や雑貨を購入するうえで1万~2万円程度はかかるでしょう。
ここまでが暮らしに必要な生活費であり、最低でも7万~8万円ほどの支出が見込まれます。
その他の費用
友人や職場の仲間などとの交際費に1万~2万円程度が必要になるでしょう。
また、被服を購入するのにも1万円以上はかかるのが一般的であり、おしゃれな方であれば数万円がかかるかもしれません。
このとおり、生活費の総額として10万円以上がかかってしまい、給料の手取りから家賃を支払ったうえで生活費を確保する必要があります。
なお、奨学金の返済を予定しているときには、さらに支出が増えてしまいます。
高額な賃借料の物件にすると、ほとんど貯金に回せない現実が理解できるでしょう。
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
東大阪市の賃貸物件一覧へ進む
一人暮らしする新社会人が家賃や生活費を抑える方法
新社会人が一人暮らしの暮らしをエンジョイするには支出を抑える必要があり、ここでは、家賃や生活費を抑える方法についてご説明します。
家賃
賃貸物件は同じように見えても駅からの距離や築年数によって大きく賃借料が異なり、少し条件を変えると好みの物件をみつけられる可能性があります。
電車で通勤する方は利用する電車の路線を見直したうえで、通勤可能なエリアの物件を探してみると良いでしょう。
また、不動産会社にとって転勤や進学などで人の移動が多い1~3月や9~10月は繁忙期であり、この時期を外すと家賃が下がるケースがみられます。
不動産会社やオーナーとの交渉になりますが、駄目を承知でトライしてみてください。
なお、敷金や仲介手数料などの初期費用を抑えられるケースもあり、できるだけ多くの物件の情報を確認するのが得策です。
生活費
インターネット回線が完備されている物件に入居すると、通信費を抑えられます。
各戸に光回線を整備している物件は、通信速度の点でも支障ないでしょう。
また、食費を抑えるうえで自炊は欠かせません。
外食が多くなると出費が増える傾向があり、少しずつでも自炊を身につけましょう。
作り置きがおすすめで、電子レンジで温めるだけで時間を使わずに食事ができるとともに、大きな食費の抑制につながります。
なお、入浴をシャワーで済ませるとガス代や水道代の節約に効果的です。
エアコンのフィルターを定期的に掃除するだけでも、冷暖房の効率が変わり電気料を抑えられます。
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
東大阪市の賃貸物件一覧へ進む
まとめ
一人暮らしを始めると家賃や生活費がかかり、友人と遊んだり好きな所に旅行へ出かけたりするうえで、自由に使えるお金を確保するのが難しくなるものです。
生活費を抑える取り組みには限りがあり、収入に見合った家賃の物件を選ぶようにしましょう。
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
東大阪市の賃貸物件一覧へ進む